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2016.04.24

パリのAirbnb、そしてHomeAway

Airbnbはいろいろな議論を巻き起こしているようですが、昨年、パリ市で滞在税を課すことを発表して大きなニュースとなりました。課税をする、ということは役所が公式にその存在を認めることにほかなりません。


滞在税が課される都市はほかにどんなところがあるかというと、Airbnbのサイトに紹介されています。

https://www.airbnb.jp/help/article/653/in-what-areas-is-occupancy-tax-collection-and-remittance-by-airbnb-available

欧州ではおひざ元のアムステルダム、そしてシャモニー、リスボン、その他はアメリカは州によっていろいろ、そしてインドが挙げられています(2016年4月24日現在)


パリ市では税金の金額は一人1泊0.83ユーロ、一人約104円程度、1つ星ホテルと同じくらいです。


今年2月には2015年10月1日から12月末までの3か月分の納税額が発表され、116.9万ユーロ(約1億4600万円)だったとのことです。

これを一人1泊0.83ユーロで割れば、同期間で約140万人泊の宿泊がAirbnbを通じてされたということがわかります。

同じ3か月間で、パリ市内のホテルの宿泊は850万人泊だったとのことですから、Airbnbはホテルの市場規模の約16%ということになります。


(出典:2016年2月5日ル・モンド
http://immobilier.lefigaro.fr/article/airbnb-regle-ses-comptes-avec-la-mairie-de-paris_6ca2a0ee-cbd6-11e5-b3bf-607cdb101185/)

さて、2016年ヨーロッパのサッカーNo.1を決めるUEFA EURO2016がフランスで開催されますが、今年に入ってすぐ、HomeAway(ホームアウェイ)がEURO2016のオフィシャルスポンサーになると発表されました。
https://www.homeaway.co.uk/lp/euro2016/

HomeAway(ホームアウェイ)とは、Airbnbをほぼ同じサービスを提供する会社です。
日本ではまだあまり知られていないかもしれませんが、すでに日本語でサービスを行っています。オンライン宿泊サイト最大手のエクスペディア社に買収されたため、ホテルの検索とならんで結果が表示されるようになるかもしれません。(もうそうなっているのかな)


そして4月、パリのホテル業界の組合が、EURO2016期間中の滞在税の支払いを拒否する、と発表しました。

http://www.franceinfo.fr/actu/economie/article/les-hoteliers-veulent-boycotter-la-taxe-de-sejour-pendant-l-euro-de-football-783043


最終的にどうなるのかはわかりませんが、競争はつづきそうです。

宿泊機関を選ぶ基準は、安全性、快適性などいろいろとあるでしょうけれど、値段もやはり大きな要素です。

パリに1週間滞在すると、あるいは家族で数日滞在したばあい、ホテルと民泊ではやはり全然値段が違います。それと家族4人が一部屋で泊まれるホテルが少ない(ほとんどない)ことも私自身が民泊を選ぶ理由の一つです。


需要があるところに供給は生まれる、というシンプルな理屈にはなかなか逆らうことはできませんが、もっと考えなくてはならないことも多くありますね。


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