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2016.01.24

パリでAirbnbを利用して滞在してみました。

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昨年夏に1週間、2015/2016の年末年始に4泊5日、パリに滞在した際に
Airbnbを利用してみました。

Airbnbがどんなものかを知るためと、やはり一旅行者としてのニーズを満たすため、
つまり安く、快適な宿に泊まりたい、ということです。

宿泊場所は、夏も冬もセーヌ左岸、パリ5区、カルチェラタンにしました。

本当は観光を考えるとセーヌ川の北側、オペラ座付近がとても便利です。
主要ツアーもオプショナルツアーの出発地はセーヌ川の北側ですし(セーヌ右岸とはあまり
いわないらしい)日本人御用達の和食レストランの集まるところ、そしてジュンク堂も
メトロ、ピラミッド駅の近くです。
ついでながら、ブックオフは昨年(2015年)末で閉店してしまい、これは本当に残念でなりません。


カルチェラタンのご紹介は別の機会に譲るとしまして、今回の本題、Airbnbです。


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もともとは自分の家の空いている部屋を貸し出す、というコンセプトだったので
いわゆるオーナーとの同居がイメージされたころもありましたが、
もちろん今もそういうところもありますが、貸し切り、つまり同居人はおらず、
部屋を丸ごと利用できる物件も多く、その場合、オーナーとはほとんどネット上だけの
やりとりで実際に会うことはありません。

そのやり取りが迅速であったか、満足のいく対応をしてくれたかどうかは、
Airbnbのサイト上の口コミ情報でだいたいわかります。


夏も冬も、どちらのオーナーも英語ができ、とても親切に、そして質問に対しては
迅速にこたえてくれ、とても満足のいくものでした。

夏の一週間は一人だったため、おそらく20平米もない部屋を借りました。
トイレ洗面、シャワー付き。

冬は家族4人での宿泊だったため、キッチン1、寝室2、居間1、バスタブ付きシャワー、
洗面台、トイレ付、という間取りのアパートでした。


サイトには部屋の写真がたくさんあり、大体のイメージはつかめます。
しかしやはり行ってみると違うところは多々あり、とくに広さの感覚は、写真からは
非常につかみずらい気がします。

ホテルもそうですが、値段の高さと物件の良さ・立地の良さはほぼ正確に比例します。


場所がよければよいほど、部屋が広ければ広いほど、きれいであればあるほど
値段は高くなると考えていいと思います。


<夏> 7泊
1泊41ユーロ(約5740円)、清掃代15ユーロ、AirBnbサービス料37ユーロ
合計341ユーロ(約47740円)

パリのど真ん中、夏の超繁忙期に一泊当たり約6800円ですからまずはお得です。


<冬> 4泊
1泊161ユーロ(約22540円)、清掃代50ユーロ、AirBnbサービス料86ユーロ
合計781ユーロ(約109340円)

一人あたりは4泊で195,25ユーロ(約 27,335円)
一人1泊あたり48.8ユーロ(約6833円)


偶然夏と単価が同じくらいですが、部屋の大きさと立地を考えれば
十分納得がいく値段です。


一方で実際に使用してみると不便な点にも気づきます。

一番めんどくさいのは、大きな荷物がある場合、チェックアウトをしたあと
どこに預けるか、ということです。

次の人のチェックインが午前中なら部屋をそれまで開けなくてはならないため、
部屋に荷物を置いておく、という選択肢はなかなか難しくなります。

スーツケースをもって市内観光をするわけにはいきませんから、
一度はオプショナルツアーに参加して荷物もバスに積んでもらいました。
2度目は次の人のチェックインが午後だったので、それまで部屋に荷物を
置いておいてもいい、といわれました。
またもし次の人が来ている場合には、部屋の外でもいいともいわれました。


日本ならたいていの大きな駅にはコインロッカーがありますから
これを利用することができますが、それでも駅まで行かなくてはなりませんね。


また別の友人がAirbnbを利用した際には、ロストバゲージをしたのですが、
(荷物が一緒に空港につかなかった)荷物の送り先で受け取りをどうするかが
困ったといっていました。

ホテルならもちろん預かってもらえますが、通常の宅配便と同様、
誰もいなければどこかにもって帰られてしまいますし、旅行中ですから、
ずっと部屋にいるわけにもいきません。


部屋のアメニティの有無は、ほとんどがサイトに書いてあり事前にわかりますが、
ティッシュペーパーまではあるかどうかがわからなかったり、
ちょっとした料理をする際に必要な、油や塩コショウまでは記載がなかったりします。

もちろんそれらはオーナーに聞けばわかることではあります。


ーーー
以上、つらつらと書き並べましたが、総じて便利なサービスであると感じました。

ホテルの需要を奪うかどうか、という意味では、たしかにAirbnbがなければホテルに
泊まらざるを得ないわけですから、そのぶんホテルは機会を失った、といえますが、
しかし家族4人だと2部屋になってしまうのでもともとホテルは選択したくなかった、
一人で一週間滞在するには調理ができるほうがいい、という意味ではやはり
ホテルは選択しづらかった、ということを考えると、ホテルの機会を奪った、というよりは、
滞在に新しい選択肢が生まれた、と考えることもできます。

1泊くらいでしたら、あるいはビジネス出張の場合はホテルのほうが快適な場合もあり
(もっとも最近はAirbnbもビジネス利用の促進を図っているようですが)、
ホテル業界だけから見れば脅威もあるのでしょうけれど、サービスの多様化が、
旅行需要を増やし、旅を豊かなものにする、という意味はあるのではないかとも感じます。


もちろん、既存の法律との整合性や安全の面など検討しなければならないことは
まだまだ多くあることも事実ですね。


  

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2016.01.03

パリ5日間でウーバーUberを13回利用する。

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ウーバーについて、あるいはパリのウーバーについてはすでにいろいろな情報がネットにアップされていますのでここでは詳しくは述べませんが、2015年~2016年の年末年始の情報としてつらつらと感想を書いてみたいと思います。


今回パリの滞在は5日間、その間で合計13回Uberを使用しました。


まず、海外で一番気になる言葉の問題。これは完全にといっていいくらい解消されます。Uberアプリで行き先を指定すれば、行き先を伝える必要はありません。ボンジュール!といって乗り込めばそれだけ。

そして支払いの際にも、お金を渡さないで済みますし、チップがいくらかを考える必要もありません。その行為自体がないのですから、もちろんそのやり取りをフランス語でする必要もありません。
(メルシー、オヴォア ありがとう、さようなら、くらいはいいました!)

行き先まで遠回りをされぼったくられる、こともありません。理論的にはあり得ないことではないので、ここは最終的には自己責任ですが、GPSでルートが表示されますし、そもそもドライバーがだれかがわかるため、それがけん制になり、ドライバーにぼったくりのインセンティブは働きにくいでしょう。

これらは一般的に言われていることですが、その他こんなことにも気が付きました。


今日は雨で駅前が大渋滞していました。タクシーも長蛇の列。
そこで駅から少し歩いて駅前の渋滞がなくなった付近でUberを使用すれば、タクシーは来ない、順番待ちも多い、やっとタクシーに乗っても動かずメーターが上がるばかり、そんなことを避けられました。


また観光で疲れた時、あるいは雨の時、タクシーに乗りたくてもタクシースタンドを探すのさえ大変です。しかしUberは交通ルールを守る限りどこでも来てくれます。


さらに、すべてではないですが、時々ペットボトルのお水やキャンディーをくれるドライバーもいました。
また降りるときにドアを開けてくれるドライバーも2~3割くらい。大きな荷物はもちろんトランクに入れるのを手伝ってくれます。


私は今回は経験しませんでしたが、運転手に聞いたところ、仮にものを車に置き忘れても、お客様はドライバーのことがわかりますし、ドライバーもお客様がわかるので、見つけることも簡単です。


などなど今回Uberを利用したメリットを書きましたが、それを想定することは実はそれほど難しいことではありません。
なぜならタクシーを利用する際の不便さを思い浮かべ、それが解消された、と考えればいいからです。


言葉の問題、ぼったくりの問題、パリでタクシーを利用する際に少なからず聞く話です。また私の最寄り駅の某市でいつも使う駅のタクシーは時々たばこ臭く、スーツケースをトランクに入れるのをいまだかつて手伝ってくれたことはありません。


さて、困ったことがいくつかありました。一つはネットがつながらず、Uberのアプリが立ち上がらなかったこと、2つ目は、夕方でiPhoneのバッテリーがなくなりそうになり、そうすると、Uberを呼べなくなりそうだったこと。
しかしそれらはどちらもUberの責任ではありませんね(笑)。

以上、今回はビジネスモデルや分析などを加えず、事実と一ユーザーとしての利用勝手を書いてみました。

破壊的なイノベーションかどうか、とか、タクシー業界を脅かすかどうか、といったことは、別の機会にいたしましょう。大事なのは現場、事実。


そして最後に、これらUberのメリットは、タクシーにできないことばかりかといえば、けしてそうではないのではないかと考えています。
分析はしないといいましたが、私が感じることは、このような構造はなにもタクシー業界に限ったことではなく、ほかの業界でもみられること、ということです。すでに顕在化しているユーザーの声にさえ、既存の枠組みを変えずに(変えられない理由を見つけて)対応しない、という構造です。

学ぶべきことは多いです。

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