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2015.12.26

オランダの冬

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オランダで2度目の冬を迎えました。

今のところ昨年に比べとても暖かく快適です。
冬至を越えたので、あとはどんどん一日が長くなります♪

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ライデンの教会。

今日、クリスマスの翌日はボクシングデー。お店はほとんどお休みです。

にぎやかに過ごすクリスマスもいいですが、少し寂しい穏やかな街もまたいいです。

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2015.12.23

DMOとは何か そして日本版DMOとは?

さて、DMOとはいったいなんのことでしょうか。


これは日本政府、観光庁の正式なホームページにきちんと説明されています。

http://www.mlit.go.jp/kankocho/page04_000053.html

「観光地域づくりの舵取り役を担う法人」のこととあります。


日本の地域における観光振興の特徴的な背景として、多様な関係者の合意形成が難しい、ということがあげられます。合意形成どころか、関係者を特定することさえ難しいでしょう。あれは観光事業者がやっていること、観光は住民には関係ない、そういったところは多くあります。


その意味で、観光庁が観光政策の柱の一つとしてDMOを推進することにより、観光地の、まずは合意形成をはかることが大事なんだ、と明言することは画期的なことだと感じます。
観光が大事だといって、でもお金(予算)はつけないよ、という理屈はいまだ多いのではないでしょうか。観光政策がその地域のプライオリティとして本当に高いかどうかは、予算の大小が一つの目安になるでしょう。

しかしながら、この政策が大きな一歩であることは間違いない、と認識したうえで、さらに発展してもらいたい、とあえて今いいたい、ということもあります。


それはなにか。


例えばここ、欧州では、DMOという言葉が一般的か、といわれれば、けしてそうではありません。

もちろん、世界一の観光地域ですからDMOがないわけではなく、また観光研究者の中にそれを研究している人もいますが、それは探せばいる、という程度。

観光推進の主体はあくまで観光協会です。

といっても、その機能を個別にみれば、日本版DMOと同じようなものもあり、その違いは単なる定義の違いだけであり、DMOは欧州にはあるとかないとかいう議論はあまり意味はありません。

大事なのは、それぞれの国や地域が抱えている課題を観光政策として解決する一つの形として、DMOがあること、そしてその生い立ち、背景が国や地域で違う以上は、DMOの役割も違ってくる、国や地域によって違ってくるということです。

それを踏まえたうえで、今あえて、日本版DMOに要望したいこと、期待したいこと(しかし観光庁のHPには掲載されていない機能)はなにか。


それは、ビジョン形成と、(ツーリズム)マーケティングと、中小企業振興、の3つです。
その目的は、中長期的な発展、つまり持続可能な発展と、世界の中の市場としての競争優位を生む源泉を創造することです。


もちろん、もっと広い目で見れば、それらは観光行政以外で推進されているといえばされています。
例えば中小企業振興は、経済産業省の管轄でしょう。それが連携して機能していれば、もちろん問題などありません。


3つの内容の詳細は次の機会にご説明しますが、例えば、先日スペインのある都市にある大学の観光研究者が、その都市の観光政策についてプレゼンをしていました。
そこで説明されたほとんどはマーケティングのことでした。地域活性化と観光をテーマにした講演を期待した人にとっては意外だったようです。
その都市は、すでに世界的なスポーツイベントが開催され、世界でも有数の観光地であるにもかかわらず、顧客創造を目指すマーケティングが、観光政策の重要な柱なのです。


顧客創造の行為であるマーケティングは、そもそも日本の観光ではあまり重視されていないように感じますが、これはプロフェッショナルなスキルが必要です。


と、いろいろとありますが、DMO政策が掲げられた今、今後の観光がおもしろくなりそうな気配がします。

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2015.12.19

オランダ レーワルデンとステンデン大学

オランダの北、アムステルダムから電車で約2時間、フリースランド州レーワルデンという街があります。

ずっと上り続ける階段の絵で有名なエッシャーの生まれたところです。

小さな町ではありますが、こんな斜塔があったりして、アムステルダムから鉄道を使って日帰りするにはとても素敵なところです。

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この街にステンデン大学という学校があり、Tourism Managementをはじめ、観光関連の学科がいくつかあります。

https://stenden.com/en/studies/tourism-management-bachelors-degree/


欧州観光未来機構European Tourism Futures Institute という研究機関も大学にあり、シナリオプランニングの手法により、観光やホスピタリティ分野の将来の在り方を提言しています。
http://www.etfi.eu/

先日、ここの学部生が地域活性化の取り組みを行う、というので意見交換をし、「宝探し」というエコツーリズムの手法を紹介してきました。

レーワルデンは2018年、国連の取り組みである欧州文化首都にしてされており、さまざまな文化イベントが企画されています。彼女たちはそのうちのプロジェクトの一つに携わっていて、地域社会と連携し、ツーリズムプログラムを策定するとのこと。

地域の宝を探して磨きあげ、ツーリズムにつなげていく、という考えには共感していただけたことはとてもうれしかったです。観光が持つ価値は世界共通ですね。

この大学はホスピタリティ学科があり、ホテルやレストランが併設され学生が運営をしています。


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ここのレストラン「ワネーWannee」はとてもお勧め。
オランダで有名なシェフ、アルバート・コーイ氏がお手伝いをしています。

厨房も見せていただきました。最新鋭の設備で、お客様からの注文からすべてコンピュータで厨房に伝えられるのだそうです。

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昼食でしたが、3コース、15ユーロと値段もリーゾナブル。
とてもおいしくいただきました。

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是非みなさんも機会があれば訪れてみてください!

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