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2010.11.03

お勧め本:旅する江戸絵画

庶民の旅が普及した江戸時代ですが、
それを知る資料はそれほど多くありません。

先日立ち寄った本屋に、観光研究者にとって、とても資料性の高い、
制作に手間のかかった価値ある書籍をみつけました。

旅する江戸絵画
琳派から銅版画まで
金子信久



江戸絵画には、一見風景画ですが、よくみると、旅人が書き込まれているものが多くあります。

絵というのは、描く、という一定の時間をかけるプロセスを踏まえて出来上がることを考えれば、
そこに描かれるものには、必然的に意図が含まれるものです。

その意味で、江戸時代の旅がどういうものだったのか、
作者の意図を通じてみることができます。

描かれている旅人の衣装
風景と旅人との位置関係
旅人の行為

それらからいろいろなことが読み取れます。


391ページ、ほぼすべてに絵画が掲載されており
見ているだけでも興味が尽きません。


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