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2007.08.29

MICEとは

観光政策において、MICEというキーワードが使われるようになりました。
国や地域に観光客を誘致する政策のなかで、単なる観光ではなく、会議やイベントに参加する旅行や、会社の報奨旅行(インセンティブ旅行)をターゲットとすることが脚光を浴びてきたのです。

MICEという分野は、すでに20年以上前からあります。MICEが英語で「ねずみ」をさすことからイメージが悪いので、欧州やアメリカではMICEという言葉よりも、イベントコンベンション、インセンティブ旅行といいかえよう、という運動もすでに行われました。
しかしアジアではいまだに積極的に使われています。

数からみれば観光目的の旅行客のほうが多いのですが、MICE目的のツーリストは旅行先での消費額が多い、という統計があり、そのため積極的に誘致活動が行われております。

しかし、実際にMICEがどのような力学で発生するかを調べていくと、国際会議、イベント、インセンティブ旅行、それぞれ特徴があり、またプレイヤーも発地側、着地側でそれぞれ違ってきます。

たとえば、パッケージ旅行の観光ではなく、MICEを専門に受ける旅行会社があります。一般的に「デスティネーションマネジメントカンパニーDMC」と呼ばれ、「ランドオペレータ」とは、そのノウハウにおいて一線を画しています。

さらに例えば香港では、DMCに属していても、国際会議に強いところと、インセンティブ旅行に強いところがちがっています。やはり必要なノウハウ、とくに人脈が違ってくるからです。もちろんお客様もちがってきます。

ですので、MICE振興のためには、国レベルできることと、企業が取り組むことをうまく役割分担をしていくことが重要となってきます。

これからは、アジア内で観光誘致競争がはげしくなってくるでしょうから、MICE誘致もそう簡単ではありません。
より戦略的な発想が必要となってくることでしょう。

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卒論プロジェクト システム

先日お知らせいたしました卒論プロジェクトにご賛同いただきました方、ありがとうございました。
観光がさらにレベルアップするためには、多くの課題を解決する必要があります。
それをマスコラボレーションで解決してみたいとかんがえます。
きっと、それが結果的に卒論のテーマに困っているかたがたにとっては、ヒントが得られることになるのではないかと思います。

ところで、現在適切なシステムを探しているところです。
どなたか便利でできればオープンリソースのソフトウェアをご存じないでしょうか。

機能としては、テーマごとに掲示板が開けオープンな議論ができ、過去のログが適切に整理されて参照できるようなもの。
あるいはマルチユーザ対応の、ウィキの個人版のようなものでもいいのかもしれません。

もしなにかアイデアをお持ちでしたら、コメントいただけると幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。


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2007.08.19

卒論プロジェクト

観光を学べる大学が増えてきました。
現在20程度の大学に観光関連の学部や学科があるそうです。

観光産業ならびに観光研究の裾野が広がることは、大変うれしいことです。

学生が増えるということは、当然学生を教える先生も大変でしょう。
なにしろいままでなかったことをしなければならないのですから。

観光研究は若い学問です。そしてグローバリゼーション、地球温暖化など、つぎつぎと現れる新しい問題にも、観光の面から対応をしなければなりません。

そこで、そのような取り組みに少しでもお役に立てるよう、「観光研究・観光学 卒論テーマプロジェクト」をすすめようと考えております。

これから増えてくるであろう若い観光研究者が、将来の観光の発展に向け、相互に発展できる場、という主旨です。


幸い今はインターネットのテクノロジーが味方します。またありがたいことに、このブログ、ならびにHPを見ていただいている多くの方々もいらっしゃいます。いろいろなご意見をいただきながら進めていければと思っております。

9月オープンを目指して進めています。
新しい動きがありましたらお知らせいたします。

どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

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2007.08.01

現場で起きていること

現場で起きていることはすべて事実。
現場で何が起きているか伝えられたとき、伝える人の主観が混ざる。

お客様は現場にいる。最高の知恵は現場から生まれる、本社は何も生まない、とはかのジャックウェルチの弁。
本社が企画をするときには現場で何が起きているかをよく知ることは最低限重要なこと。
でも現場の意見をうのみにしては企画担当としては不十分。
その現場のとなりの現場ではまったく違うことが起きている可能性もあるから。

いろいろな現場の話を聞き、時には自らが経験し、相反する事実が認められたときでさえ、そこから止揚できるかどうか。すべてを経験できないという現実をカバーするため、いかに想像力をはたらかせ、なにが起きるかを考えることができるか。

想像力を機能させるには、すべてを知ることはできないとはいえ、一方で膨大なインプットも必要。
その編集作業が想像力であり、創造する力になるのでしょう。

世の中は編集に満ちている。(という意味のようなことをいったのは松岡正剛)
行為と妄想は梅棹忠夫の著書名。

妄想はビジョンに似たり。

妄想と、膨大なインプットと、編集と。

不確実な社会を楽しみたいです。

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