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2006.11.29

オーストラリアの観光研究

「観光学」「観光研究」でネットを検索すると、非常に多くのサイトがヒットしますが、最近、オーストラリア大使館のページを見つけました。
http://www.study.australia.or.jp/tourism.html

詳細はサイトをごらんいただければと思いますが、観光研究の意義はもちろんのこと、オーストラリア政府主導による観光学の研究開発が進んでいることが紹介されています。

例えば、<オーストラリア政府が提唱した、産官学を結ぶ研究開発の大型プロジェクト「共同研究センター(CRC: Cooperative Research Centres)」に基づき、「継続的な観光学共同研究センター」が1997年に設立されました>とあり、専門分野は


観光事業計画と観光マネジメント
観光分野における情報技術
工学と設計
観光政策
地域観光

とあります。

組織機関と政府の関係は詳しくはわかりませんが、このようなところで学んだかたがたが、日本の観光研究や観光産業に刺激を与えてくれると、また面白いですね。

私が知る限り、日本の観光学・観光研究の、市販されている教科書において、それぞれ著者の経験に基づき書かれているものは多くありますが、この分野を<体系立てて>説明しているものはあまりありません。
著者の経験に基づく教科書は、それ自体の価値はもちろんありますが、教育面から見ると、研究間の水平的な整合性があまりないなど、いろいろと課題もあります。

オーストラリアのように、政府の教育機関による教育は、一定の知識水準をもった人材を輩出する、という意味において非常に価値があるものだと思います。

企業で採用面接をしていた経験からも、名門大学の有名教授の観光学科を卒業したからといって、必ずしも観光学をきちんと学んでいるかというとそうでもないようです。

これまでと違い、これから日本でもいろいろな大学で観光を学べる機会が増えそうですから、非常に楽しみです。


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2006.11.24

香港の秋

スーツの夏服ではさすがに寒くなってきました。
オフィスのあるハーバーシティは、とても大きなショッピングセンターなのですが、少しずつセールをはじめるお店が出てきました。12月にはいると本格的なバーゲンシーズンの始まります。

同僚によれば、今年は冬が遅れているそうです。
今は観光にはとてもいい季節かもしれません。

来週週末はいよいよ北陸で観光研究学会全国大会が開催されます。

成田経由で参加する予定です。


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2006.11.14

クリティカルイシュー

ある温泉地で、これまで無料で開放していた露天風呂を、有料にすることを検討しています。
利用者は地元住民と観光客です。
有料化に伴う課題を整理して、解決策を策定してみてください。

と、流行のロジカルシンキングの例題のような課題が、いまある温泉地で起きています。

利害関係者を特定し、それぞれが抱える課題をMECE(ミッシー:相互に重なりなく、もれなく集める)で捉えて、ロジックツリーで整理する。
これは左脳。
一方で、では具体的な解決策は、といえば、お風呂に入りながら、あるいは「三上」といわれる、馬上、枕上、厠上でのひらめきが突然生まれてきたものをかきとめ、つまり右脳を使って考え出す。

それをクライアント、ここでは温泉地にぶつけてみて、意思決定をしてもらう。
この意思決定には、議論などぜんぜん起こらない段階のところもあれば、議論をしたあげく、その結果よりも、実は誰か(鶴?)の一言で、あるいは内部の政治圧力で決まってしまったりすることもあったりして。
そしてそれは、右脳と左脳で考えたものとは全然違っていたりするわけです。

地域なんてそんなスマートじゃないんだよ、体当たりだよ体当たり、酒飲んで酌み交わしてそうしなきゃダメだよ、なんて言うパタンも結構多いかもしれません。

さて、現実に課題を抱えている某温泉地には、どうやって助言をすればよいでしょう。
遠く香港から、ビクトリアハーバーを眺めながら考えているひと時でした。


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2006.11.07

最近の観光客数

香港政府観光局の発表によれば、9月の来港客数は1,830,189人、前年比2.4%増だったそうです。

ホテルの占有率は82%、これは前年比と同率ですが、ホテルの部屋数は1.9%増だそうです。

日本からの到着者数は116,977人前年比3.1%です。

ホテルに勤めている知人に聞くと、ビジネス客がほんとうに多いとのこと。
先日香港に出張に来た人が、ホテルの手配に苦労していました。


ちなみにJNTOから先日発表された9月の訪日外客数は、574千人前年比6.1%増。
インバウンドの数は、香港の3分の1ということになりますね。

来港者数には中国人メインランドも含まれていますが、その数93万人を
除くいてもまだ日本よりもだいぶ多いです。


12月も中旬ともなれば、バーゲンシーズンが始まります。
普通なら冬は旅行の閑散期ですから、いいタイミングなのですね。

今、香港では消費税の導入が検討されています。
しかし反対意見も多く、今いろいろな議論が交わされているところです。

少なからずツーリズムにも影響があるのではないかといわれています。

ツーリズム大国の香港でも、いろいろな環境変化があるものです。

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