2017.08.11

DMOと着地型旅行

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ある方のブログにDMOとDMCについて非常に詳しく書かれていました。


ちょうど先日職場である同僚が、

 DMOはマネジメントのこと
 DMCはマーケティングのこと

というのは正しくないですよね、と聞かれたので、正しいか正しくないかの前に、そもそもそのシンプルな説明はなに、という感じです。。

日本でDMOとDMCが混乱して語られている状況の原因が、「着地型旅行」にある、という指摘もあるようですが、たしかにそれも一理ありますが、もっとシンプルな理由もあるような気がしています。
つまり観光協会は観光協会のままでもいいのに、それを言い換えて、あるいはそれとは別にDMOといったり日本型DMOといってしまったから、というのは理由になりませんか。

もちろん、わざわざ日本型DMOと呼ぶ理由があるからそうなるのはよく理解できます。
でもできるだけことはシンプルにしたいです。


観光協会をもっと進化させて、観光地をマーケティングする組織にする。


こんな感じでいかがでしょう。


その一環で、着地型旅行を作って売ったり、地域のツアーを紹介したりする、それによって旅行客に価値を提供するのです。


もちろん、マーケティングするってなあに、地域のことは考えなくていいの、という話も出てきますが、そのほかにも中小企業育成や、人材育成、持続可能な形での観光の実現、などなど、そもそもやらなければならないことはもっとたくさんあります。それを全部ひっくるめて表現すれば、まあこんな感じでいいのではないでしょうか。


大事なことは、名前がなんにせよ、観光客が持続的に来て、観光が地域で適切に管理され、地域が潤い、観光客やかかわった事業者もハッピーになる、そういうことかと思います。

みなで知恵を出して、観光と地域を発展させていきたいですね。

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2017.04.30

弱いつながりと観光の新しい意義

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弱いつながりWeak tie は観光経験にこそあてはまる、とおもっていたら、東浩紀が似たようなことを書いている、という話。


弱いつながりWeak tie という考え方を知ったのはもうずいぶん前のことです。

アメリカの社会学者グラノヴェッターの研究で知られ、最先端のネットワーク理論でも参照される理論なのですが、かなり簡略に説明すれば、家族や会社の同僚といった、強いつながりを持った仲間からよりも、普段はあまりおつきあいの少ない知人とのネットワークのほうが、ある側面では、(例えば就職の情報など)有益な情報が得られる、といったことです。


毎日のように会っている人とは、一緒にいる環境が似通っているので共有する情報も多くなります。一方普段あまり会わない、社会的なつながりの弱い人からは、まったく自分が知らなかった世界の情報を聞くことができます。

東浩紀は、ずっと一緒にいる村人と、自分探しをする旅人の、その間に観光客を位置づけていました。(「弱いつながり」(2014))。観光を偶然の出会いを探す場とし、ある意味、その無責任な立ち位置をポジティブにとらえています。

ネットは人間関係や得られる情報を固定化する、というのも彼の主張。これはネットは人間関係を薄くする、という一般的な感覚とは逆の発想です。SNSでは昔の知り合いと別れることなくつながりつづけ、検索をすれば、自分の検索履歴から興味を絞り込み、意外性のある答えではなく、その人にあった検索結果を表示します。検索ワードを増やそうと思ったら、意識してそこから離れる必要があります。


一方、旅先で出会う人はすべて想定外。そこで得られる情報は予定していないことばかりです。
そうして自分の世界がひろがっていく。東的に言えば、「グーグルが予測できない言葉を手に入れよ!」。

旅が大衆化し、冒険家でなくても「秘境」に行けるようになった時代、観光の新しい意義が提案されることに、観光の新たな可能性を感じたGW前半でした。


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2017.04.09

イタリアでルパン三世が有名だという話を確かめてみた

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欧州で勤務をしていたころの大きな収穫(?)の一つは


 ルパン三世はイタリアでは知らない人はいないくらい有名だ


との知見を得たことである。同じ職場で働いていたルパン三世のように顔が長い同僚から教えてもらった(日本人)。


たしかにネットで検索をしてみると、イタリアではそれなりに人気であることがわかる。しかしそれはネットの情報、本当なのかいまひとつわからない。いつか実際にイタリアを訪れ、イタリア人に聞いてみたいものだとおもっていた。

そんなことで若干の月日がたったころ、運よくイタリアのナポリを訪問する機会が訪れた(2016年秋)。これでイタリア人にルパン三世が本当に有名かどうか確かめることができる! 現場主義の「ツーリズムマーケティングのフィールドから」にふさわしい。


ナポリといえば、ピザ、エスプレッソが秀逸。17世紀、イギリス貴族の若者がこぞってグランドツアーに出かけたその終着地点。「ナポリを見てから死ね」といわれるほど風光明媚なところで有名だが、ナポリを見たら死ぬ、とも言われるほど治安もよくない(そんなことはない、という人も多いけれど)。エスプレッソはとてもおいしゅうございました。


ベスビオ火山は市心からも約10㎞と近く、裾野から見ることができる成層火山。幼いころ聞いた、「行こう、行こう火の山へ~、、フニクリフニクラ・・・、」という歌が、ベスビオ火山のケーブルカーのことをうたったものだと知り衝撃。

「サンタールチーア~、サンタールチーアー~」という歌もご存知でしょうか。
サンタルチア港はナポリ。これまた驚き。

そして「帰れソレントへ~、帰ーれよ~」の歌詞のソレントは、ナポリ県、ナポリから30KMにある。「帰れソレントへ」。ナポリ民謡(カンツォーネ)の一つ。


これほど日本人に馴染みのあるナポリで、ルパン三世のことを尋ねることになろうとは。
(ちなみに私はルパン三世の大ファンで、「カリオストロの城」の台本の本を持っていてセリフはそらですべて言えます)

さて、サンタルチアにあるカステル・デローヴォ、通称「卵城」の向かいにあるレストランに2回通ってスタッフと仲良くなり、2回目に質問をした。

  ルパン三世ってしっているか。

  はぁっ?(何のことかわからない様子)

  ルパン三世!

  オー、ルパンザサード!!


もちろん、最初からそういったつもりだったけれど。

 

  ジゲン、ゲーモン、マルゴー!!

 
  ?????

ジゲンは次元大介だ。
一緒にいた同僚はひげをはやしていて顔が長く次元大介のようだったので、そいつを指さして、

  

  彼は次元だ

といったら、オー、ジゲン、と妙に受けた。


つまりイタリア人にルパン三世は(どれだけ有名かどうかはわからないが)知られている、ということが証明された瞬間だった。感動。ほかのスタッフも同僚の次元大介を見に近寄ってきた。

それにしても、ジゲンはわかったが、ゲーモンとマルゴーとはなにか。

ルパン三世で出てくる人物は、他には五エ門と不二子、あと銭形しかいない。
そうか、もしかしてゲーモンとはゴエモン(五エ門)のことか。とするとマルゴーは。。
そこで思い出した、不二子は名前を変えていることを。

そう、マルゴーとは不二子のことだ。たしかネットで見た記憶がある。


さらに尋ねる。

  イタリアでは「ルパン三世」は有名か。

  ああ、有名だ。

  

やったー、ルパン三世はイタリアで有名だった!


記憶に残る旅だった。

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2017.03.15

渋沢栄一のことば ジャパン・ツーリスト・ビューロー発足に際して

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ジャパン・ツーリスト・ビューロー(現JTB)が1912(明治45)年に発足した際に、「日本資本主義の父」渋沢栄一がその創立に対してどのような期待をしていたかを表す言葉を紹介しましょう。


当時渋沢栄一は、外国人賓客接遇の機関である「喜賓会(ウェルカムソサイティー)」の幹部の一人でした。
喜賓会は1893(明治26)年に設立され20年がたっていましたが、事業は資金不足で厳しく、事業を引き継ぎ強化する先を探していたところ、ちょうどジャパン・ツーリスト・ビューロー発足の話を聞いたそうです。


ジャパン・ツーリスト・ビューローの創立総会は、同3月12日午後2時から鉄道院で開催され、喜賓会はまもなく解散。


その際の渋沢栄一の希望は以下のようなものだったそうです。

喜賓会が解散して有力なツーリストビューローの生れたことは恰も陳渉呉広が漢の高祖をつくり出したようなもので、喜賓会のこれ迄の事業が不振であつたにせよ、この新計画を生み出すひとつの動機となつたことによつて喜賓会は成功し且つその目的を果たしたともいえる。ただ高く飛ぶ鳥はあまり羽ばたきせぬものであるが、ビューローもあせらずに、じつくりとその事業を進め、大成を期されたい

(四拾年の歩み 1912-1952 財団法人日本交通公社 PP4-5)


「恰も陳渉呉広が漢の高祖をつくり出したようなもの」とは、なんという期待でしょう。
というかこんなたとえ話、凡人にはとてもできません。

高く飛ぶ鳥は、あまり羽ばたきをしない。悠々と空を飛ぶ鳥のように、じっくりと事業を行い、大成を期する。


いったいこれほどの贈り言葉が他にあるでしょうか。


105年後の今、改めて共有しかみしめたいことばです。


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2017.03.13

お知らせ 新宿区自治フォーラム2017 「新宿区のまちの魅力とブランドづくり」(3月18日)

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新宿区のまちの魅力と「新宿ブランド」づくりについてのフォーラムです。参加費無料です。
私もパネリストとして参加いたします! 新宿に散歩、買い物のついでに是非どうぞ。

主催 新宿区新宿自治創造研究所


<開催概要>

平成29年3月18日(土) 午後1時30分~4時30分(午後1時開場)

新宿文化センター3階小ホール(新宿区6-14-1)

先着150名 入場無料

http://www.city.shinjuku.lg.jp/event/jichi01_002032.html


<内容>

(1)報告:新宿区の紹介(基本構想、自治基本条例など)、新宿区のまちの魅力(研究所レポートより)

(2)講演:牧瀬 稔/地域開発研究所上席主任研究員「地域ブランド戦略とこれからの新宿区」

(3)パネル・ディスカッション:

パネリスト:牧瀬 稔、小林 裕和/JTBグループ本社グローバル事業本部、大森 徹哉/新宿~御苑~四谷タウン誌『JG』発行人、菊地 加奈江/新宿観光振興協会事務局長
コーディネーター:金安 岩男/慶応義塾大学名誉教授・新宿自治創造研究所長

その他
手話通訳あり


※新宿区ホームページから引用

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2017.03.12

DMOとDMCの定義

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DMO、DMCの定義について、今回はコンベンション・インダストリー・カウンシル(CIC)による定義を見てみることにしましょう。


CICはアメリカ・バージニア州に本部を置く、会議、コンベンション、展示会の専門家を代表する組織団体です。その設立は1949年と古く、今でこそ日本では「MICE」(会議、報奨旅行、コンベンション、展示会・イベント)という言葉が知られるようになりましたが、ミーティングビジネス自体は、すでに70年の歴史があるわけです。


CICでは、Certified Meeting Professional (CMP) という、ミーティングビジネス業界でこれを知らなかったらもぐりともいえるほど有名な資格を認定しています。CMPは会議、コンベンション、展示会のプロフェッショナルであることの証です。


CMPの認定は、業務で普段からミーティングビジネスに携わる人にとっても難しい試験をパスしなければならず、そのための講習会も開催されています。


そのCMP取得のための講習会の教科書が手元にあります。


その一つに業界用語集があり、DMOとDMCが掲載されていますのでご紹介しましょう。


Destination Management Company (DMC):

地域に関する知識や見解、資源を有し、専門的なサービスを提供する会社。イベントや、アクティビティ、ツアー、輸送、ロジスティクスのプログラムのデザインや実践などを専門的に行う。


Destination Marketing Organisation(DMO):

観光・旅行を通じて、地域社会の経済的発展を促進する、法人組織または非営利団体、地方自治体等の組織のこと。(後略)

Convention Industry council
Industry Glossary
2016 Edition より

この定義はとてもシンプルでわかりやすいです。


DMCは、会議やイベントで必要となる様々な要素をアレンジする会社です。それだけで、自ずと、地域そのものの経済発展を目指そうとする団体とは、その目的で一線を画します。


通常は、DMOとDMCが役割分担をしてデスティネーションの強みを形成します。


ただし、DMOの中には自らDMCの機能を持つ組織も時々あります。

例えば世界の経済を語り合うダボス会議が開催されることで有名な、スイスのダボスにあるコンベンションビューローは(DMOといってもいいです)自らダボス会議をアレンジしています。


DMOが経済的に自立しようとしたら、デスティネーションとしての特性にもよりますが、DMOを機能として持つことはにありうるかもしれませんね。

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2017.03.05

ヘルシンキでAirbnb2

Airbnb利用の実際をもう少し詳し記載しましょう。

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今回は「まるまる貸し切り」プランを利用しました。(2016年8月)
まずはチェックイン。鍵の受け渡しは直接会って手渡しで行うこととなりました。
といってもAirbnb上でやり取りをした本人ではなく、彼の指定によりその彼女とアパートで待ち合わせです。


到着日は空港からの移動で正確な時間を伝えることができなかったため、いったんおおまなか時間をお伝えし、ヘルシンキ駅に到着してからショートメッセージでやり取りをしました。

直接会うのであれば、なにか手土産でも持ってくればよかったかな、と少し後悔。
(でも「お土産」という風習はあまりないので気にしなくても大丈夫ではあります)


鍵の使い方、チェックアウトの方法などを簡単に説明いただき、あとは机の上に滞在中の注意事項、チェックアウトの方法などが説明してある文書を読んでね、ということで、すぐにアパートを出ていかれました。


アパートのインテリアはとてもおしゃれ。食器はほとんどがフィンランドデザインのイッタラでした。


部屋には書籍や靴、その他本人がいつも使用しているもんが普通に置いてあります。
生活感も漂います。しかしものすごく整理整頓されています。


すごいのは、天井から「吊り輪」がさがっていること!
Airbnbで過去に利用した人の口コミに「masculine」(男っぽい)とあった理由がわかりました。


アパートはトラムの駅前でとても便利。
スーパーも近くにあります。フィンランドは物価が高いので、毎回外食ではなく、自分で料理ができるのはとても助かります。

コーヒー、紅茶、塩・胡椒、その他調味料は一式常備されていて、というかいつも本人が使用しているものでしょうけれど、自由に使っていいことになっています。

この辺の事情はパリのアパートでも一緒でした。

消耗品はなくなったことを伝えれば補充してくれるのでしょうけれど、すこし気が引けるので、コーヒーは毎日飲むので、自分で調達。


間取りとしては2DK。
リビングとキッチンが続きになっている部屋と、勉強机のある寝室があります。

気になる料金ですが、1泊64ユーロ(約7000円)、Airbnbのサービス料39ユーロ込みで、合計296ユーロ、約3万5千円、1泊9千円弱程度です。

ホテルで言えば、3つ星クラスの価格帯ですね。

ビッグマックが日本の1.5倍する物価ですから、その快適さを考えればかなりお得です。

世界経済のネタ帳より


さて、チェックアウトです。
ごみの捨て方などは説明書の指示通り、アパート住民用のごみ箱までもっていきます。


そして鍵の返却ですが、このアパートはオートロックなので、部屋においていけばいい、とのこと。
またチェックアウト日は次の人はこないので、荷物も午後まで部屋に置いておいてもいい、とのこと。

観光を終えてからアパートまで戻ってくることになりますが、それほど遠くはないので問題はありません。


おかげさまで、すべて順調、快適なヘルシンキ滞在となりました。


さて、問題が一つだけ。といってもAirbnbとはあまり関係はありませんが。

ヘルシンキといえば、サウナ。今回とても楽しみにしていたのですが、実は公衆浴場のようなサウナはあまりないことがわかりました。普通は自宅にあるもので、観光客はホテルに宿泊すれば体験できます。
アパートにはシャワーはありましたが(これはこれで快適)サウナはなかったので、今回は残念ながらサウナ体験を断念しました。

観光客が気軽に使用できるサウナが最近できたとのことですので、今後は楽しみですね。


Airbnbは、チェックイン、チェックアウト、最終日の荷物預けの方法など、アパートによってそれぞれ違いますので、毎回確認する必要がありすこしめんどくさいかもしれません。でもそのやり取りも旅の準備の楽しみのひとつでしょう。


以上ご参考になれば幸いです。


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2017.03.04

ヘルシンキでAirbnb、そして古本屋「アルカディア」

Airbnbを利用してヘルシンキに4泊5日滞在しました。

Helsinki


4泊しますので、キッチン付きのアパートは便利です。
場所は、クリエイティブな人が多く住んでいて最近とても注目されているカッリオ地区です。

http://www.visitfinland.com/ja/kiji/kalliochiku-no-miwakutekina-kodou/


旧市街からはトラムにのっていきます。途中ハカニエミ市場(ここに入っているマリメッコ店舗はとてもおすすめ!)があり、旧市街からは少し離れますがとてもいいところです。


Helsinki_hakaniemi


ヘルシンキはとってもおしゃれな街です。いうまでもなく、マリメッコはフィンランド。マリメッコはとてもフィンランド人に愛されています。

https://www.rurubu.com/overseas/special/finland/marimekko.asp

おとずれたのは、ヘルシンキで有名な古本屋さん「アルカディア」。

Bookshop_helsinki_2

http://www.arkadiabookshop.fi/


アルカディアを紹介しているブログ


壁いっぱいに本が置かれ、地下にもたくさんの本があります。

その日は近所のかたが犬の散歩の途中にアルカディアにたちより、お店の方と雑談をしていました。

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お店では午後に開催するコンサートの準備をしていました。


本屋さんが地元に根付き、人々の交流の場となり、文化の発信場所となっているのは本当に素敵です。ヘルシンキの、成熟した市民文化を感じます。


とても優雅な時間を過ごせました。


石の教会で有名なテンペリアウオキ教会のすぐ近くにあります。
ぜひヘルシンキにいらっしゃる機会があれば訪れてみてください。


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2017.02.25

観光研究の情報発信サイト

オランダからの帰国を記念して(?)ウェブサイトをリニューアルしました。

http://hirokazukobayashi.travel.coocan.jp/homepage/

観光研究のいっそうの普及に向け、観光研究者だけでなく、観光実践者にも役に立つ情報を発信していきます。

かなりゆるい感じで。。

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2017.02.18

デスティネーション(観光地)のマーケティングについて

DMOとマーケティングの続きです。
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手元にあるデスティネーションマネジメントに関する書籍を見てみましょう。

Managing the Tourist Destination  Frank Howie、2003年
観光目的地をマネジメントする フランク・ホーウィー著


第4章、「Marketing places」(場所をマーケティングする)(P141-)の冒頭には以下のように書かれています。


ある場所(観光地)の計画、開発、マネジメントがどんなによかったとしても、そもそも観光客が、その観光地に行ってどんな経験をすべきかを知らなかったら、そしてそこが訪れる価値があるところだとおもわなかったら(おもわせることができなかったら)、その場所はただたんに、「潜在的に」観光地になりうる、ということにとどまってしまう。
(中略)

マーケティングは、成功する観光地として、目指すべきことを達成し、そうあり続けるための重要な要素である。

(中略)

マーケティングは、お金と交換できるものに焦点を絞る「販売」とは違い、潜在的な顧客が何であるか、そしてそのニーズを満たすよう、提供する商品サービスを適合させることに関心を持つことである。

(後略)


これらはマーケティングに詳しい方なら当たり前のことではないか、と思われるかもしれません。
しかし、日本では観光地のこととなると、どうしても地域における観光計画や観光地をマネジメントするか、ということが大きく取り上げられ、マーケティングが後回しになるか、最悪観光地のマーケティングについてなにも検討がされない場合も見かけます。

なぜDMOにとって観光地のマーケティングが必要なのか。理屈はシンプルです。知らないところは行こうとも思わない、ということです。人が行かなければ、そこは観光地になりません。

たとえば--。

 オランダにゼーランドというところがあります
 ぜひ来てください

といきなり言われても、行きたいと思いますか。なんだかよくわかりませんね。そこに何があるのか、何ができるのかがわからなければ行ってみたい、という気持ちにはなかなかなりえません。

オランダのお隣りベルギーは美食の国、カキやムール貝がおいしいことで知られていますが、実は多くがオランダ・ゼーランドで養殖されているものがなのです。またベルギーでムール貝レストランに入りますと、いいものであることをアピールするために「ゼーランド産」とうたっていますところもあります。


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そしてゼーランドに行きますとレストランがありそこでムール貝、カキを食べることができます。年に一度お祭りもあります。アムステルダムから車で2時間弱で行ける距離です。


いかがですか。おそらく、ベルギーの美食事情をよく知る方、ムール貝好きな方、おいしいものが好きな方なら、行ってみたくなりませんか。


全く知られていない場所はもちろんのこと、すでに有名な観光地になっているところでさえ、そこに何があり、何が経験できるのかという情報を発信することは非常に重要であり、そしてそれはDMOの大きな役割の一つでもあるのです。

観光地のマーケティングはもっと知られてもいい、観光の発展に必要なノウハウではないかと思っています。

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